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2012年9月17日 (月)

能の舞「楊貴妃」を観て

Dsc_1175 はじめて「能」と「狂言」を観る機会をいただきました。

都内、千駄ヶ谷駅近くに「国立能楽堂」がある。

空手関係者の紹介で、「第23回響きの会」の公演へ伺った

Youkihi 演目(写真は楊貴妃)

1部 能「楊貴妃」

2部 狂言「萩大名」

3部 能「望月」

会場内は満席に近い

Dsc_1174 シーンと静まり

「楊貴妃」が始まった

小生の興味は、噂に聞く能楽師の身体操作

またそこ~

仕方がありません

これって職業病かもね

でもせっかく来たのだから、ストーリーを楽しんでみようと試みる

しかし・・・・まったく詩言葉の意味が聞きとれません

でも斜め前の席の方は、必死にメモ帳らしきものに、びっしりと何かを書き込んで行くではありませんか

また隣のご高齢のご婦人は、背筋をピンと伸ばし、歌や鼓に聞き入っている様子

うっ・・・場違いな所に来てしまったか

あげくの果てに鼓の音が眠たさを誘う

クビが何度折れたことか・・・

あ・・・恥ずかしい

しかし、あの上下運動の無い

滑らかな歩行は凄い

それに、全体の動きは小さいのに、足もとの動きは精妙そのもの

1時半の「楊貴妃」が終了

あの世のこの世の中間をさまよっていた感覚

まっ 内容のストーリーもそのあの世とこの世の話なんですがね

約15分の休憩をはさんで

狂言がスタートした

京都の茶屋で、田舎の大名が詩を詠むストーリーなのだが

大名は詩を作り詠むのが苦手な様子・・・

これは面白かった

会場内もクスクスっと、品の良い笑い声が聞こえる

会場内の皆さんと笑ったタイミングが合ったことが

小生にとって唯一の居場所を見つけた瞬間でした。

とここで

夕刻からの先約飲み会があったために途中退出

由緒正しい身の引き締まる「響きの会」から「飲み会」へ

このギャップがいとおかし・・・笑

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