寸突き瓦割り
まっ 懐かしいといっても2009年2月の出来ごとですが
本会が毎年開催している白水修養会練成大会での一コマ
子どもたちは試合
一般クラスと指導員は何らかの演武をすること
そんな中で、小生は瓦10枚割りをいたしました。
この試割りのポイントは
いかに上手く力の伝達を行うか
腕を大きく降りかぶり、腕の質量を最大限に遠心力とスピードで目標物に伝える・・
そんな方法であれば容易にこの瓦を粉砕することは可能
でも、距離もない状態でそれを実行する
そこにこの試割の難しさ(面白さ)がある。
ちなみに、この前にはスタンディングポジションの正拳による杉板割りを同じく「寸突き」で成功させた。
実はこの時の試割
ぶっつけ本番でした。
瓦10枚・・・結構お金かかります
練習で割っちゃうなんてもったいない
でも掌底を、スーッツと瓦に置いたときに、「いける」と思えたんです。
ですから本番勝負で行こう・・・と
で、本番
失敗したら・・と確かに数回脳裏をかすめたのは事実
でも、やはり手が瓦に触れた瞬間行けると思えた
ただ前での説明の通り、この試割りの難しさは距離が無いため、質量×スピード=パワーが実行し辛い状況
策はあるのか?
あります!
重心移動を行います。
んっ!?・・だから距離が無いのに移動は無理でしょ?
いやいや、体内での重心移動が出来るんです。
息を吸い重心を上部に引き上げる
そのとき、瓦と掌底の圧力はゼロの状態
息を瞬間に吐き、臍下丹田まで一機に内蔵を落下
同時に膝・足首など下半身の各関節の力を抜く
肩甲骨周辺の筋群を一機に引き締め遊びを無くす。
肘も同じ
後は、ベクトルが真っ直ぐ真下に向かうようにしなければならない
その全てが整ったときに、瓦の一番弱い部分である中央から真っ二つに割れて行く
当然集中力は必要ですが
それよりも、迷いを消し去ること
そう、失敗したら・・とか、割れなかったら・・とかね
そんな意味では、この試割りは小生にとって勉強になりましたね。
次回は15枚にチャレンジしてみようかと思っています。
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