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2011年8月 5日 (金)

2011年8月 5日 (金)

「形」にはその人の感性が刷り込まれる

「チントウ」

このれは和道を代表する形です

松濤館では「岩鶴(ガンカク)」と呼ばれています。

このチントウ

片足(鷺足立ち)での連続技

二段蹴り

回って蹴り

などなど、とても難易度の高い形なんです。

小生の空手歴はプロフィールにも書いた通り

スタートが剛柔流

今も道場内では指導をしておりますが

この和道のチントウと出くわしたときは

やりにくいの何のって・・

ですから全空連の競技会にはあまり演武される選手がいません。

それにその難易度とは別に、形の動きや緩急などを外見で判断した時に、和道の形で勝つのは難しい・・・などと言われもしますね。

ん・・・確かに外観だけを見るならば地味目か・・な

しかし、裏を返せばそれを操る選手が少ないということになりますよね。

実は数年前の全少大会で、本会の菊池選手(現在大学1年)は小学5年男子部門で見事優勝をしています。

そしてその時の形は

・・・そう

チントウなんです。

その時審判の先生方は、小学生ながら珍しく「チントウ」を軽快に操る彼についつい?旗を上げてくれたのを覚えています。

でこの度、小生の愚息が埼玉県の5年男子代表として今週末に行われる全国少年少女へチャレンジいたします。

そして当然用意しているのは「チントウ」

しかし問題は指定形を打てる所まで行けるのか・・?

まっ、ここんとこ「形」を中心に据えた稽古をしているらしく

本人曰く‘あ~もっと組手がしたい~!’とホントかウソか吠えておりますが

ま~どうなることやら

正直、他の和道の先生方から言わせると

和道のチントウとは・・・ちょっと違うような・・

とも言われてしまったこともありますが

本人なりに努力をしているようですので

多少、彼の感性が強い「チントウ」になってはありますが

それはそれで今回はやらせてみようと思っています。

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