「転移 転体 転技」
和道空手では「転移 転体 転技」の言葉を使って技を解説します。
要は
一つの動作は一拍子で終わるのが理想なのですが、それを分割して指導する場合に上記のwordが便利
例えば、「左上段流し刻み突き」を例に取ってみましょう。
転移:真っ直ぐ飛び込む意識で前脚をリード。そしてその前脚が床に接地する瞬間、拳一つ分程左外へ足を着地。軸は相手正面から僅かに移動
転体:僅かに移動しながら軸を中心に時計方向へと転体
転技:転体をしながら、左上段突きを相手の正中線(内部)上にある上段部位へ打突
こんな具合です。
で、昨日一般クラスでは、この三要素を盛り込んだ約束組手を稽古しました。
10パターンくらいかな
そのいくつかを紹介
その1 攻:左上段刻み突き 取:左上段流し受け、即右中段逆突き
その2 攻:左上段刻み突き 取:左上段流し刻み突き
その3 攻:左上段刻み突き 取:後ろ脚(右)を右のアウトサイドへ踏み変えつつ、右手にて上段流し受け、即左中段逆突き
その4 攻:左上段刻み突き 取:左上段流し受け、即右中段逆突き、即左上段順突き
その5 攻:左上段刻み突き 取:左上段流し刻み突き、即右中段逆突き
その6 攻:左上段刻み突き 取:後ろ脚(右)を右のアウトサイドへ踏み変えつつ、右手にて上段流し受け、即左中段逆突き→そのまま後ろ脚(左)を引きつけながら、相手の左前脚をその引きつけた左足で外から刈り上げ投げる。その際、左手上腕を相手の顎下へ、同時に右斜め下へ振りかぶる。倒れた相手へ右上段突きを極める。
こんな感じで、組手試合では結構頻繁に使われている技なんですが
でもこの様な稽古のおかげで、
打たれずに済む組手
打撃からのスムーズな投げ
が自然発生的に繰り出されれば、相手から読まれにくい動きになるんです。
やはり、実戦(ここで言うところの試合)で、あ~して こ~してと考えたりしてれば、シックスセンスが磨かれている相手には、すぐにバレバレですからね。
通常稽古で反復することで
健在意識(普段の意識)での動きではなく
潜在意識(無意識下)での発動が出来るようになれば、相手へ悟られることが無くなるんですよね~。
えっ おまえは出来るのか?って
そう簡単にできれば・・・
K-1や総合格闘技のように、技術+体力勝負のプロ格闘技にも参戦してますよ。
でも、ファーストコンタクトには自信がありますよ
でもでも、その先がね
あの鍛えられた頸や打たれずよいタフな体をファーストコンタクトだけで極めることが出来るのか・・無理ですね
やはり、あれはあれで、相当のタフネスな身体を作り上げとかないと、戦えません。
何だか話がズレて来てますが・・・そういうことです
どういうこと?
さてこれから午前の一般部です。
やる気マンマンもママさんが来るかな?
ポチットヨロシク!
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