弟子に・・
昨晩、二人の道場生から電話がありました。
一人は、幹也
昨日までの行われた高体連の関東大会埼玉県予選では、個人組手3位に団体組手準優勝、それに団体形3位と三種目の正レギュラーとして活躍した・・のに
なんだか電話の先の声に歯切れが無い
そう、団体組手決勝戦で、自分の役割が全う出来なかったことに対しする悔しさと不甲斐なさから・・と察した。
元々、控え目で大人しい性格の幹也
組手に於いても、熱くアグレッシブルな試合運びをするほうではない。
良く言えば、落ち着いた組手
悪く言えば、押しの一手に欠ける組手
ですから、普通の強引な組手の相手なら、落ち着いた狙い澄ました逆突きがスパンスパンと得点を重ねていける。
がしかし、超強引な選手(どんだけ?)となると話は別
思いっきりのいい、躊躇ない一発目を繰り出せる相手だとちょっと雲行きが怪しくなってくる。
この辺で、グッドタイミングな逆突きが極めれたとしても、勢いのあるイケイケ攻撃に審判の目が向いてしまえば・・××
しかも、その辺から盛り返すだけの技やテクを持っていても、その控え目な性格が邪魔をして、あと30秒あれば勝てたのに・・着火点が低さが仇となる。
ですから、本人には心の在り方が課題とお話させていただきました。
もう一人は、よく登場する翼くん
地底奥底のマントルあたりから声が聞こえてきたかのような、ブルーな声
本人曰く、‘毎日頑張ったのに・・・(;ω;)’
見た目も良し
雰囲気も良し
技のキレもスピードも良し
なのになぜ・・・優勝戦線に絡めなかったのか・・と
・・・本人は言っておりません。小生が代弁
ひと月ほど前、一生懸命に汗を流す翼に、こうコメントした。
‘その技は何なのか、意味を考えてやりなさい’
道場で一人居残り頑張る彼の突き蹴りには、とても気持ちの良いサウンドがもれなく付いてくる。
シュパン
ピシッツ
シュッツ・・これは口から発する音・・声・・息吹きか?
そんなサウンドに酔っているように感じたからだ。
形競技は、語弊があるかもしれないが、主観的な採点競技
審判の好みの問題もあるし、その審判がその形の詳細を熟知していない場合もある
そんなとき小生が審判ならば、僅かな技の高さや位置よりも、その技が分解や解釈にのっとった締めであったり極めであるのかを判断基準となるだろう。
翼の武器は努力できる強い心
器用さや、恵まれた筋力とか瞬発力があってもダメ
最大の武器は「努力できる心」ですよね。
そんな武器をもった二人の5年後10年後に必ず報われる結果が出るに違いないと信じている。
‘想いは叶う’
小生の信条・・・
小生の弟子であるのだから出来るゼヨ
弟子でなくてもポチット願うゼヨ
今日のはデカイゼヨ!
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