空手は人生の一つの教材
昨今の競技組手は、間の取り合いにおいては他の各種武道や格闘技よりも秀でた技術であると私見ながら思う。
その根拠は、得点ポイントへ攻撃が近づこうものなら即ポイント(これはこれで問題なのだが)となってしまう・・
必然的にいかなる攻撃に対しても反応と対処が求められ、微細な挙動や心理的攻防においても気を抜くことはおろか、全身感覚を研ぎ澄ますことができなければ競技空手の高い壇上へ登ることは不可能であろう。
まして現在の世界のKARATEは突き蹴りだけではなく、崩しや投げに転じて相手を四面楚歌状態にまで追い込み仕留めにかかってくる。
正直、小生の高校時代の様に顔面強打を恐れず半ば強引に膝を床に着かんばかりの逆突きカウンターでポイントを量産した時と状況はかなり違ってきている。
現在は、いわゆる膝の抜き(無拍子)からの体を預けるやり方の高速上段突きや、柔らかい膝使いからの裏回し蹴りや後ろ回し蹴り、それにステップを利用した崩しや、相手を掴まずともタイミングや相手の力を利用した投げ技など、様々なトラップに対して体全体にアンテナを張り巡らさなければならない
しかしそれも、達人に言わせたら「先の先」ができればそれらを出させず封じこめることができる・・・んんん~その境地に至れば無駄な技?を稽古する意味がなくなる・・すると上段を蹴ったり自分を追い込むような稽古をしなくなりいつしか動けぬ身体が出来上がりイメージでは勝てるのに実際に若いのと立ち会うと心と体が繋がってもらえず・・こんなはずでは・・・・
で、結局そこで再び稽古に励む派と指導専門派に分かれてしまう。
しかも昔の競技空手を引きずったまま派か、進化派にも分かれてくる・・
ん~今日はいったい何をかきたいのだろう??
とにかく己のやってる空手に自信を持てるように取り組むことしかない!
たかが空手であるが、身体文化は様々なものに繋がってくる。
一番身近な身体と心をコントロールできるようにしてくれる手段と方法を教えてくれる教材が空手道だと思っている。
皆さんは空手をどう思いますか?
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