依存症
子どもたちに稽古中こんな話をしました。
「みんなは依存症って聞いたことがある?」
“ハーイ・・”3割ぐらいが手を挙げた。
例えば?
んーーーー・・・なかなか出てこない
そうだね・・悪いことから話せば「覚せい剤」なんかも・・
えーッ!?
人間は気持ちいいことが好きなんだよ
気持ちいいことは脳が覚えていて、また再現しようと勝手に行動となって表れるんだ
えーそれじゃ依存症って悪いこと?
いやいや(覚せい剤等などのが身体に及ぼす害を説明する)
依存症は使い方次第
巷には多くの依存症が見られる。マラソン、コーヒー、お酒、パチンコ・・・etc
実は「勉強」にもあるんだよ!勉強したくてしょうがない・・勉強が楽しい・・
ウェ~ッ!
ホントホント、でも最初が特にパワーが必要だね。とっかかりのモチベーションが必要だからネ
先ずひたすら努力(そのモチベーションの裏付けは、前での「良い意味での依存症」を誘発できれば後は波に乗れるぞ~!というもの)する。その結果、努力前よりも明らかにテストの点が伸びて学年順位などが上昇する・・脳は喜び再現を求める。
これで7割方成功です。
君たちは勉強が楽しく好きになってしまう!
ウヒャー!
子どもたちの表情は、“ほんとうかよ!?”なんて目をしている。中にはニンマリとしている子も・・
そうなんです。こんなこと大人の我々は百も承知なんです。子どもたちだってこれまでの経験などでだいたい分かっていることなんですよね。
でも、この話がなぜ盛り上がったのかというと、丁度稽古に入る前の導入部分でのウオーミングアップで、体も軽く楽しい(内容は軽快なものが多く、はっきりと順位は付けないがお互いがなぜか競い合ってしまう状態を演出する)状態であるので、指導者の問いかけに対し敏感に反応してくれるんです。
心弾んだ時に聞く話は、子どもたちにとってポジティブな内容となって頭に刷り込まれていきます。
ちなみに、先生の依存症は・・「稽古を時間ぎりぎりまでやってしまい、ん~今日の指導は良かった~♪」ってことを思ってしますこと。その結果、次のクラスの稽古スタートが遅れてしまう・・・これはイカンイカンと思っているのに・・・やっぱ稽古終了遅れてしまう。
これ毎度です。これに関し大奥からいつも指摘されてます。
わかっちゃいるけど治らない・・・完璧に病気です。
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