後輩業のススメ
走り回る高校生たち・・・
先輩の脇に独自の間をとりながら、1年生であろう後輩たちが、タオルやペットボトル、プログラムにペンを携えて立っている。
それは、大会の早朝から見られる。限りある中での客席や練習場の確保、これは後輩たちの重要な仕事の一つ・・・
おそらくそんな姿は町道場や家庭ではめったに見せない姿・・・そう、今までは・・である。
今日は関東高等学校空手道大会が神奈川県の藤沢市で、県内の予選会を勝ち抜いた強豪高校が参集して行われた。
小生らは、うちの道場生が在籍する三つの高校の応援兼偵察(何の?)にやってまいりました。
中学の時はノホホ~ンと己の空手に没頭し、強い俺を目標とせよ!な~んてな調子でいたミキヤくんは、埼玉県内強豪高(ナショナル選手も輩出)の埼玉徳○高校の一年生。
今は髪も短髪にし、決して堀の深くない顔が余計、純朴そうな青年にと演出している。
当然ペイペイです。先輩レギュラーが最高のパフォーマンスが発揮できるような最高のコンディション、環境作りをしなくてはなりません。
“気が利く”・・・先輩がして欲しいこと、チームに今何が必要なのか・・即座に判断し行動に移せる。これが出来ずして、組手で相手との駆け引きが出来るわけありません。(いや、これホントです)
ただ、これはダメです。他のチームや他の人に迷惑をかける・・・先輩のためなら非常識も常識・・黒も白と言ってしまう・・・。
これは、本物の“気が利く”とは言えませんよね。
すべてにおいて“気配り”が出来る・・そうでなくてはいけません。
ですから、この時期(1学年目)は本人が大きく育つ重要な時であり経験であります。
そんな、走り回る各校の1年生の姿を見て、小生の大学時代を思い起こしていました。
あ~あの頃は本当に先輩らが憎たらしかった・・・特に主将の○○先輩が・・と思っているとその先輩がアリーナに監督として座っているではないですか。(栃木県の作○高校の監督です。特徴は・・はっきり言って教員の風貌ではございません)その道衣姿すら、なぜか特攻服に見えてしまう・・・笑えません
まっとにかく、技術の前に必要で重要なことがあるということです。
決して腐らず、俺は奴隷か?と思わず「後輩業」を楽しんでほしいものです。
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