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2008年6月18日 (水)

2008年6月18日 (水)

1分間黙想の効能

 月・火曜の両日の午前中は幼稚園正課の空手授業でした。

 2時間の中で3~4クラス(1クラス25人程度)を指導します。

 体操着で参加する子どもたち

 ホールに入ってくる子どもたちの心は弾んでいる。

 朝は園庭を走り回っている。そんな解放された心のままに空手に参加するのだから統制するのが難しい・・・

 と、最初の頃は思っていました。

 でも、初めの正座黙想1分間の効能は抜群です。

 “さあみんな!躍っている心を落ち着かせましょう・・・胸に手を当てて静かにさすると心が落ち着きます・・・”

 約1分の黙想が終わり目を開けると、過半数の子どもたちの目には芯が通り、集中力の高まりが見て取れます。(数名の宇宙人たちはじっくり時間をかけねばなりませんが笑)

 多くの皆さんから、幼稚園児や低学年の子どもたちの指導法について質問をいただくことがあります。

 ほとんどが、「怒っても言うこと聞かないんですよね・・ですから最後はゲンコツになっちゃうんです」何か良い方法は?

 もっと良い方法があるかも知れませんが、小生の方法は先ほどお話した「黙想」にあります。

 「黙想」は一種のマインドコントロール(この言葉、あまり良いケースでは登場しませんが・・)なんです。

 しかも、モチベーションを高める。

 子どもたちの頭の中は感情豊かでしかもすごく行動と直結してます。

 子どもたちにとっても、正座と黙想というのが、これから今までとは違う時間や空間に身を置くんだよという一つのアクセントとなるようにするんです。

 黙想して30秒も経つと、目を閉じてる顔の表情が落ち着いてくるのが分かります。そんなタイミングにやる気を出させる言葉かけを簡潔に行うんです。例えば、「道場(ホール)が破裂するほど大きな気合いを入れようネ」なんて言っとけば、第一声の気合いは凄まじいものです。その後には、“ほ~んと凄い気合いだ!爆発しそうだ!”とたたみ掛けるように気持ちを高めてあげます。

 それが30分継続できれば、すごく充実した稽古になるに違いありません。

 子どもたちの集中力って凄いんですよね。

 逆に高学年になると、「成りきる」ということに恥ずかしさが出てくるとまた違ったアプローチの仕方を取らねばなりませんが・・。

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