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2008年4月 2日 (水)

凄い人

Ts3e0159  写真の人、マーヤさんと言います。

 ドイツ人で(最近ドイツ系が多いね)現在日本へ住んでいます。

 本業は国から援助が出るほど優秀な頭脳を持った武道歴史マスターなんです。(将来のね)

 彼女は武道全般、でもやはり空手寄りの文献を調べ上げ、外国人の視点から日本独特のカルチャーである武道を論文形式でまとめ上げる。

 今日は、19時に空手指導をキクチ指導員にバトンタッチし、師匠の指導する偶成会へ向かった。助手席にはローレンス、約40分で東京大塚(池袋の隣駅)に到着した。

 稽古場は豊島区内の某小学校体育館、何時ものように会場からは明かりがもれている。

 今日はいったいどんな方たちと汗を流せるのか楽しみである。

 おおっ、でかいのがいるぞ~オ そうなんです、先日小生の道場に来館したドイツ人3名と前でのマーヤ、それにフランスから日本に移り住んでいる、小生と同年代の女性(名前忘れちゃいました)が、日本人のオヤジ先輩たちと立ち並び必死に稽古してるではありませんか。

 稽古は形を中心に・・・特にセイシャンとチントウ、先輩方とは形の意味や使用法についてディスカッション、普段は順番のみで流して行く形にあっても、ここ(偶成会)ではそうはいかない。大変勉強になります。

 小生の隣には、数年前まで組手のトップスリートで、現在は都内で多くの弟子を抱える、暴れん坊将軍のT川先輩も、形の意味について深く考えている。

 そんな、稽古場ですから外国人が多く訪ねてくるのもお分かりでしょう。

 時計は22時に近づこうとしています。場所を大塚駅近くの焼鳥屋に移し、師範のお話やダジャレを聞きながら楽しい時間を過ごす。

 その帰りに、巻頭で紹介した彼女が小生に一冊の本をプレゼントしてくれた。

Ts3e0160  国際武道大学2007年度修士論文「琉球唐手術から武道としての空手道へ」そして副題には「松濤館と和道流を中心に見た日本本土に於ける空手の近代化」とかかれてある。総100ページの立派な本である。

 中身は当然日本語、彼女は、日本語はおろか、中国語までマスターしている・・・恐るべし。

 時計の針は日をまたごうとしている・・・でも話に気を取られ食べ物が口に入っていない小生はローレンスを引き連れ近くのラーメン屋へ・・・

 そして帰宅、寝ればいいのにまたこうやってブログを更新してます。

 ちなみにそのマーヤは明日、早稲田大学大学院の入学式です。

 凄い人です・・・。

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コメント

たくさんの外国人(ほとんどヨーロッパの方々)が、日本の有名な先生に、空手の歴史について質問攻めにしている所に居合わせたことがあります。みなさんそれはもう真剣で、その質問は沖縄からの歴史に始まり、唐手、空手の意味、流派の流れ、と大変深く最後には武士道へとお話は進んでいきました。私たちは今スポーツ競技のひとつとして空手をやり、目の前の試合に向けて練習をしています。でも、いつかじっくりと外国の方々に置いていかれないよう、奥深い空手道について勉強し、誇りを持てるようになりたいと思っています。

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