サプライズ
空手ってすばらしいな~
小生の空手歴は40歳にして32年と結構な永さととなってきました。
小さい頃、父親に“ボクは大きくなったら世界中を飛びまわるんだ~!”と話したのを今も鮮明に覚えてます。しかもそれにはこんなおまけも付いていました。「家にはヘリポートを作って自由に行き来するんだ~!」なんて・・。
現在その夢は叶えられていませんが、日本を飛び出すところまでは来ているように思います。
今回のスウェーデン渡航は、3年前に本道場へ来館したフレッド・ジャブロ先生(53歳:空手六段)との繋がりで、彼がトップを務めるソレフティオ空手道連盟のご招待でありました。当然、渡航費を含めて全面バックアップのもと行かせていただきましたが、現地での歓迎は創造を上回るものでした。
深夜12時、現地空港へ到着(日本から3回乗り継ぎ16時間)しました。フレッド氏は高級車で私を迎え、車には「ウェルカム アラカワ センセイ」とカラーリングが施されています。
氏のお宅へ伺ってまたビックリ、3階建ての真っ白な豪邸ではありませんか・・・。
それもそのはず、氏ご自身は大きな病院へ勤務(おそらく理学療法士のチームを束ねるキャプテン)、奥様のモニカさんは整形外科医のお医者さん、息子はパイロットという家族構成・・・うなずけますね。
毎日小生は空手指導(あたりまえか・・)、しかし今回は合間の時間を利用して様々なサプライズが用意されていました。
NO1:ハングライダー搭乗体験(1000メートルを肌で体験、死ぬ思いをしました。・・もう結構です)
NO2:ムースハンティング(鹿をバカでかくしたような動物、目の前でのライフル発射に複雑な思い・・これももう結構 笑)
そして一番の出来事が今回の遠征の主旨に通ずるものである「2団体の友好合意書の調印式」であります。
またそれとは別でしたが、正装に着替え町のシティーホールへ表敬訪問です。(役場と思ってください)お会いしたのは二人の議員さんでした。
このソレフティオという町は日本の北海道にある「枝幸町」と友好親善を結んでるようで日本には毎年お互いに交流をとっていることもあり特別な思いを持っているようです。その証拠に館内には日本を紹介するブースが設けてあり日本から贈られた日本人形や兜などが多く展示してある。正直、数日滞在していたのにも関わらず日本人と一度も会わなかったことを考えると町の真中に日本を紹介するものが置いてあることに驚きました。その議員さんとは今までの日本との交流やこれからのビジョンなどをお話いただくなど貴重な時間を過ごさせていただきました。
最終日には目的である地元空手道連盟と本道場との「友好合意書調印式」である。正直小生も深くは考えず“今後交流をとっていきましょう!”レベルのものかと思っていましたらいやいや・・厳粛なムードで、しかもスウエーデンの二分の一を網羅する新聞社のレポーターまで待機してるではありませんか。(いきなり緊張です・・。)
そして帰国の翌朝、フレッド氏がガソリンスタンド売店でおもむろに購入した新聞にはヨーロッパでは一番人気スポーツのフットボール(日本ではサッカーと言いますね)を差し置いて一番大きく掲載されてるでありませんか。感動です・・・ウルウル
それから空港でフレッド氏との別れを惜しみつつ一人、マイナス8時間の時差ぼけを抱え16時間のフライトへと向かいました。
機内ではこれまでの数日を振り返る良い時間となりました。ホントに空手をやってて良かったな~と思ったのはこれまでの中でもベスト3に入るのではないでしょうか。
なにが良かったのか・・それは日本の伝統文化である武道が世界の人たちと友好を結ぶ架け橋の一助となっていることと、それに参加出来たこと・・・何度も感動感動です。
最後に、機内で食べたカップヌードルはとても美味しゅうございました。
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