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2007年8月22日 (水)

2007年8月22日 (水)

日々稽古、その中に真の空手道あり

 昨晩は他の指導員に道場の稽古を任せ、数名で偶成会(師範の道場)へ東京まで車を走らせました。

 メンバーは稽古熱心な すなお みきや ゆうき もりさん の4名

 主に組手の強化で、今週末に行われる全国大会の団体組手(師範の系列道場の混成チーム)メンバー稽古である。

 平日で全レギュラーは集まれませんでしたが伊江先輩(東大卒で元主将)指揮のもと日焼けで痛い身体を動かしつつ大汗を掻かせていただきました。

 今朝の早朝稽古では、抜けない疲れを残しダッシュ&腹筋&ジャンピング腕立てで後は稽古熱心な子どもたちの指導でした。

Photo  その後、本日10:30からは通常の一般稽古です。主婦や女性を中心に朝錬のまま続投組みも含め大人数での稽古となりました。(写真は若主婦?ばん○うさん、指導は吉原先生)

 今夜から、全国大会出場者だけの強化稽古が三日間行われます。技術稽古は今更遅いのですが、士気を高めるのにはとても重要な稽古です。特に、組手に於いては心のありかたが勝敗を左右します。

 しかし、TVのプロ格闘家のように闘牛や闘犬かのような相手を叩きのめすような精神状態を必要とはしません。通常の技が的確な判断のもと「力まず」「のびのび」と出せるような「平常心」を持つことこそが「相手を生かす」空手となり得ますし、真の勝者となります。

 そのような相手に恵まれた選手は、負けた時に「敗北感」だけではなく、負けた原因の追究に意欲を持つことが出来ます。(小生の経験から)

 逆に、組手を相手を打ち負かすだけの方法だけと捉えた相手と試合をしたとき、負けた後には相手への尊敬の念を持つことは難しいでしょう。これは「相手を生かす」空手とは言いません。

 ここでこの事に関し追記すると重くなってしまいそうなのですが、空手が格闘技ではなく「武道」と称されるのにはこれらが大きく関係してきます。

 この世の中、相手を意味なく傷つける行為が許されるはずがありませんよね。

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