「最大の危機Ⅱ」
生きた心地はしなかった・・・とはこういう事を言うのだろう。目の前には濃度50%にレベルアップした雨雲が接近している。まるで映画の「タイタニック」で、船の先端で両手を広げ水しぶきの中で霧がかった大海を突き進むデカプリオの様な・・・なわけない!機体の隙間から入り込む天然の冷房がやけに腹を冷やすので両手はMY BODYをカバーしつつ腕組をしながら後ろの二人に余裕をアピールしてみた。
ホルガーさんはそんな私を見て〝アラカワセンセイ、肩が緊張キンチョウシテイマ~スネ〟
飛び立って30分が経過、だいぶ緊張は解けてきたが直進しながらお尻がすべる感覚はどうも慣れないし〝あ~空気の上に乗っかってるんだな~〟と実感する。
しばらくすると大きめのヘッドホンから(全員が装着を義務付けされている)〝アーミーのヘリコプター情報聞こえて来たではないか・・・近くに飛んでいるらしい。打ち落とされてしまうのではないか?
もうちょっとでフィニッシュ・・この時分には所々に青空が見えてきた。
滑走路が見えてきた。胸をなでおろしながら貴重な経験が出来たよなと自分を慰めた。着陸はスムーズに成功!でも本当に勉強になりましたよ。
そして、セスナから降りて1時間ぶりの奥町先生は片手になぜか袋を持っている?そして顔色がすこし青い・・その袋の中身は○○だったんです。
そんな、素敵なメモリアルをドイツでは作ることが出来ました。
ホントに良いですね。 〝空手の輪〟
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