「呼吸法」それに「ラピュタ」?
スゥ~ッ・・・ハア~ァッ・カッ!! 別に痰が絡んだのではありません。笑
今度中学選抜に埼玉県代表として出場する ツバサくん に自由形として剛柔流の最高峰であるスーパーリンペイを指導しているのですが、これまで彼が好んでやっていた「形」には無いエッセンスが求められています。その一つが「呼吸法」である。またの名を「息吹」とも呼びます。ウ~ン・・カッコイイ。なんか変身できそうな感じ・・・
文字にするとスゥ~ッ・・・ハア~ァッ・カッ!なんです・・・。私は元々スタートがこの息吹を専売とする剛柔流からスタートしましたからこれに慣れ親しんでおりますが、本会のシステムは和道流と剛柔流の両スタイルを指導、呼吸を無声で行う和道からスタートする展開となっているため有声の呼吸である「息吹」を多用するこの「形」を修得するにはかなりハードルが高いようである・・・当たり前ですが・・。
この形、大奥に言わせると「単調で長くてつまんない」といいます。ん~そうですね・・ェ歌謡会で例えるならばコブシのような息吹が特徴の剛柔流は「演歌」でしょうな。そうなれば、様々なジャンル(首里手&那覇手&泊手)の形が存在する糸東流は「邦楽(ポップス)」か?と なれば、強い存在感とハードな動きの松濤館流は「洋楽」だろう。和道流は?こんな飾り気のないシンプルな空手は「民謡」しかないでしょう。我ながら完璧なExpression(表現)である。
ですから演歌なスーパーリンペイという形は知れば知るほど、やればやるほど「味の出る形」なんです。しかも、呼吸は身体で唯一自分でコントロールできる機能でもあります。心身の統一を図るにはこれ以上のものはありません。
だから、つばさ! このブログ読んでるか?!そういう形なんだぞ~ 呼吸を強くしたら「耳が痛い~ッですゥ」なんて泣き言いてる場合じゃないぞぉ!
さてさて、次男が稽古中に転倒して腕を痛くしたようです。皆が「だいじょう~ぶ?」なんて手厚くするものだから、本人は病人気取りで「洋服ぬがして~」だの「カラダ洗って~」だの大奥に甘えん坊状態になっておりました。その様相は宮崎監督の名作「天空の城ラピュタ」の前半に登場する「腕の捥げたロボット」が歩いている姿にそっくり。そう・・あの悲しい最後(大砲に打ち抜かれてしまう)を遂げるラピュタ王国の守衛ロボット(戦わないときはお墓に花をあげてくれる優しいロボ)です。あれはちょっと痛々しい最後ですよね。「ルスカ(政府の役人でラピュタの科学力で世界を我が物にしようと企んでいる悪人)」はホントにひどいヤツです。でも・・あの飛行石が最後どこに行ってしまったのかが心配でなりません・・・。
今日の指導は午前に一般クラス(女性がほとんど)午後に幼年1クラス、小学生は2クラスで、私は3クラスの指導でした。
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